2月に入り、インフルエンザの感染者数が再び急増しています。東京都では統計史上初めてとなる「1シーズン2度目の警報」が発令されました。現在は「B型」が流行の主流となっており、秋から冬にかけてA型に感染した方やワクチンを接種した方も、改めて警戒が必要です。
統計史上初「1シーズン2度目の警報」とは?
現在、全国的にインフルエンザが再拡大しており、厚生労働省の最新発表(2月6日)では全国の定点報告数が「30.03人」と、再び警報レベルを超えました。東京都でも2月5日に今季2度目の警報が発令されています。
なお、ここでいう「1シーズン」とは、例年9月頃から翌年8月末までの1年間を指します。
通常、インフルエンザの流行は1シーズンに大きな山が1回ですが、今シーズンは以下の特殊な経過をたどっています。
1度目の山(2025年11月):主に「A型」が流行し、警報レベルに到達。
2度目の山(2026年2月):一度減少したあと、今度は「B型」が急増。
1つのシーズン中に、一度下がった流行が再び警報基準を超えるのは、現在の統計方式が始まった1999年以来、初めての異例事態です。
流行の9割が「B型」―お腹の風邪と間違えやすい症状に注意
現在検出されているウイルスの約9割はB型です。B型には、A型とは異なるいくつかの特徴があります。
◎A型にかかった人も再感染する
ウイルスの型が違うため、数ヶ月前にA型にかかった人でもB型に感染する可能性があります。
◎お腹の症状に注意
高熱だけでなく、「腹痛」「下痢」「嘔吐」などの消化器症状が出やすいのが特徴です。
「お腹の風邪(感染性胃腸炎)」と思い込んで無理をせず、のどの痛みや倦怠感がある場合は早めに受診しましょう。
いますぐ徹底すべき3つの具体策
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「のどの違和感」で即休養
B型は発熱が比較的緩やかな場合もありますが、感染力は強力です。
周囲への拡大を防ぐため、体調不良時は出勤・登校を控えてください。 -
湿度40%以上の維持
乾燥はウイルスの活動を活発にします。
加湿器や濡れタオルを活用し、のどの粘膜のバリア機能を守りましょう。 -
対角線での「5分間換気」
暖房中も1時間に一度は窓を数分間全開にし、室内のウイルスを外へ逃がしましょう。
【出典・参考リンク】
・インフルエンザの発生状況(厚生労働省/2026年2月6日発表)
・都内のインフルエンザ流行状況(東京都感染症情報センター)