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【続報】ハンタウイルス感染、クルーズ船で計5人に。WHOが最新状況を発表、国内の対策は?

【続報】ハンタウイルス感染、クルーズ船で計5人に。WHOが最新状況を発表、国内の対策は?

感染症情報

大西洋を航行中のクルーズ船「MVホンディウス号」でのハンタウイルス集団感染について、WHOは5月7日、新たに2人の感染が確認され、確定患者が計5人になったと発表しました。感染経路や日本への影響について、最新の公的情報に基づき解説します。

WHOが新たに2人の感染を確認。疑い事例は周囲にも波及

WHOの発表によると、5月7日時点で累計5人の感染が確定し、他にも3人に感染の疑いがあることが判明しました。これまでに3人が亡くなっており、依然として警戒が必要な状況です。

今回の事態で注目されているのは、クルーズ船外への広がりです。
オランダでは、亡くなった乗客と接触した航空会社の客室乗務員に感染の疑いが出ており、現在隔離・検査が進められています。

ただし、WHOの専門家であるマリア・ファン・ケルクホーフェ博士は「これは新型コロナのようなパンデミックの始まりではない」と明言しています。原因とされる「アンデスウイルス」はヒトからヒトへの感染が報告されているものの、非常に稀で限定的なものだからです。

日本の私たちが「今」意識すべきこと

国内での感染リスクは依然として低い状況ですが、グローバルな流行状況を踏まえ、以下の対策を再確認してください。

●流行地域への渡航前チェック

南米(アルゼンチン、チリなど)や北米、ユーラシア大陸の一部など、ハンタウイルスが発生している地域へ渡航する際は、宿泊先の衛生環境に注意し、ネズミの形跡がある場所は避けましょう。

●潜伏期間への注意

ハンタウイルスの潜伏期間は最大で約6週間と長めです。
流行地域や、当該クルーズ船に関連する移動経路から帰国した方は、数週間の体調変化(発熱、筋肉痛、咳など)に十分注意してください。

●不確かな情報に惑わされない

SNS等で「新型感染症のパンデミック」といった過度な不安を煽る投稿が見られますが、公的機関(厚労省やNIID)の発表を軸に、冷静な判断を心がけてください。

【出典・参考リンク】

Disease Outbreak News: Hantavirus cluster linked to cruise ship travel (WHO、2026/05/07)

【速報】クルーズ船のハンタウイルス感染5人に(共同通信、2026/5/7)

【動画】Hantavirus outbreak not the start of a pandemic, says World Health Organization | BBC News