厚生労働省は9月2日、今年度の新型コロナウイルスワクチンの定期接種を10月1日〜来年3月31日に実施する方針を固めました。重症化リスクの高い方を対象とした今回の決定事項のポイントと、秋以降に向けて家庭や企業で取り組むべき感染対策をお伝えします。
重症化予防を目的に10月からの高齢者向け定期接種を実施
厚生労働省は2026年9月2日に開催された専門部会にて、今年度の新型コロナウイルスワクチン定期接種の実施期間を「2026年10月1日〜2027年3月31日」とすることを了承しました。
今回の定期接種は、個人の重症化を防止することを主な目的として運用されます。
■対象となる方
・65歳以上の方
・60歳〜64歳で、心臓や腎臓、呼吸器の機能障害などの重い基礎疾患(身体障害者手帳1級相当)をお持ちの方
■使用されるワクチン
国内の流行株に対応するため、ファイザー社、モデルナ社、第一三共社、Meiji Seika ファルマ社、武田薬品工業社の5社が製造・供給するワクチンが用いられる見込みです。
■ 接種費用と任意接種
定期接種の対象となる方には自治体から費用助成が行われる場合があり、自己負担額は市区町村により異なります。
なお、対象外の一般の方についても、任意接種(原則として全額自己負担)として接種を受けることが可能です。
詳細はお住まいの自治体の広報をご確認ください。
秋以降の流行期に備え、家庭と企業では何をすべき?
秋から冬にかけては室内が密閉されやすく、感染拡大のリスクが高まります。
重症化予防と円滑な組織運営のため、以下の具体的な対策を進めましょう。
■ 家庭でできる対策(高齢者・持病のある方の保護)
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接種情報の確認サポート:
同居する高齢者や持病のあるご家族の接種券・自治体からの案内を確認し、希望に応じた接種予約をサポートしましょう。 -
基本の感染対策の再徹底:
外出後の丁寧な手洗い・手指消毒を徹底し、室内では1時間に2回程度(数分間)の換気を心がけてください。
■ 企業・職場でできる対策(感染防止と業務継続の両立)
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正しい情報の社内周知:
自治体の接種スケジュールや厚生労働省の発表情報を社内に共有し、従業員が適切な判断を行える環境を整えます。 -
体調不良時の休暇取得環境の整備:
発熱や風邪症状がある従業員が無理して出社しないよう、特別休暇制度の案内やテレワークの活用を推進してください。 -
執務環境の衛生管理:
共有スペース(会議室、食堂など)の定期的な換気や消毒液の整備を行い、職場の衛生水準を維持します。
【出典・参考リンク】
・第67回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会 資料(厚生労働省)
・新型コロナワクチンについて(厚生労働省)